住まいのインテリアコーディネーションコンテスト受賞

住まいのインテリアコーディネーションコンテスト受賞

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こんにちは、なんでも屋の夫です。

このたび、私たちの住まいのリノベーション設計者様の作品として、リフォーム・コーディネーション事例 「時代を住み継ぐ」 が、公益社団法人インテリア産業協会 主催「住まいのインテリアコーディネーションコンテスト」にて 部門優秀賞(リフォームコーディネーション部門) を受賞しました。

この場を借りて、関わってくださった皆さまへ、心から御礼申し上げます。

1. 受賞の概要

✅ 作品名:時代を住み継ぐ

✅ 受賞:部門優秀賞(リフォームコーディネーション部門)

✅ 主催:公益社団法人インテリア産業協会

✅ 掲載:主催者の受賞ページにて公表

2. 私たちにとっての「時代を住み継ぐ」

この家には、私の家族やその先祖が過ごした時間の層があります。

柱の傷や建具の癖、過去の増改築の痕跡、それらは「古いから直してしまおう」というより、暮らしの記録そのものです。

今回のリフォームで私たちが望んだのは、「新築のように新しくすること」ではありませんでした。

家が持っている記憶や骨格を尊重しながら、これからの暮らしに合う形へ整え、最新の技術も調和させながら、次の世代にも気持ちよく渡せる住まいにすることでした。

その気持ちを、設計者様が設計・施工・コーディネーションとして形にしてくださったことが、今回の受賞につながったのだと感じています。

3. 施主として、私がこだわったこと

設計や工事の専門的な判断はプロの皆さんに委ねつつ、施主として私自身が意識して関わったのは、日々の体験に直結する部分でした。

とくに大きかったのが、照明器具や配線器具の指定、壁の色の指定です。

3.1 照明は明るさではなく陰をつくるもの

照明は、空間を一律に明るくするだけではなく、陰によってその居場所の輪郭をつくり、時間の流れを整える道具だと日頃より感じています。

  • 食事の場所が落ち着いて見える光
  • 「帰ってきた」と感じられる夜の玄関の光
  • くつろぎの時間を邪魔しない、柔らかい光だまりと陰
  • 掃除や作業がしやすい、必要十分な明るさ感

器具の形や素材感も、古民家の持つ要素と喧嘩しないことを大切にした上で、実際に工房や現物を見に行き製作者様に話を伺いながら、設計者様のコーディネートのもと、具体的に指定していきました。

ナカオランプ様のランプは、岡山県より候補の器具を拝借し、実際に吊り下げてみて器具を決定していきました。器具間からの漏れ出る光がとても美しいです。

卯山窯様の信楽透器ペンダントライトは、その光の透過がとても美しく、赤色のライトも長い間取り置きしてくださり感謝しかありません。

3.2 配線器具はそっと添え統一感を

配線についても、露出部の色はカラーVAで指定、ステップルの色も指定しました。

各展開図の配色と調和するよう、コンセントプレートの色も合わせています。

特に珪藻土の壁の埋込コンセント・スイッチの色は、自然に仕上がり満足しました。

一方で、スポットライトや上から垂れ下がるものは一色の黒で統一しています。

3.3 壁の色は空間の温度を決める

壁の色は、家具や床、建具、光の入り方、光の反射によって、同じ色でも見え方がかなり変わります。

例えば「白」や「ベージュ」や「茶色」と言っても、冷たくも温かくもなる。その微差が、住まいの空気を左右することを学びました。

色見本を見て、現場の光で確かめて、実際の暮らしを想像する。

特に、朝・昼・夜それぞれで環境光や拡散光がどうなるか現場で試し、自分の眼で判断しました。

そのプロセスを、根気よく一緒にやってくださったことが本当にありがたかったです。

壁の色を決めるのがとにかく本当に一番難しく感じました。

3.3 直すだけではない、住まいの編集という体験

古民家のリフォームは、決めることが多く、迷いも多い道のりでした。

一方で、プロの皆さんが丁寧に「選択肢」と「判断基準」を提示してくださり、私たち家族が納得して決められるよう伴走してくれたことで、最後まで前向きに進むことができました。

完成したとき、家がただ綺麗になったのではなく、

この家でこれからも暮らしていける、という安心感がいちばん大きな変化でした。

4. 関わってくださった皆さまへ

設計・コーディネーションを担ってくださった設計者さま

私たちの曖昧な希望を、具体的な言葉と形に変換し、最後まで美しく整えてくださいました。

判断に迷うたびに、暮らし目線に立ち返らせてくれたことが印象に残っています。本当にありがとうございました。

施工者の皆さま

古い家ほど、現場でしかわからない条件が次々に出てきます。特に古民家は隠蔽部に何が隠れているかわかりません。

当初の見積から想定外の出費も受け入れてくださったものと理解しています。

その度に最適解を積み上げ、丁寧に納めてくださった仕事が、住まいの質そのものになっています。本当にありがとうございました。

審査・主催者の皆さま

住まいの取り組みを評価し、発表の機会をくださったことに深く感謝いたします。

心から感謝を申し上げます。

6. 暮らしを紡いでいく

受賞はとても光栄な出来事ですが、私たちにとっては完成ではなくて、これから住み継いでいくはじまりです。

そして、古民家での暮らしが、どなたかの参考になるように時間の層をまた重ねていきます。

Kominka.techでも、古民家暮らしや田舎暮らしをしながら見えてくることを、少しずつ発信していければと思います。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

7. 参考リンク

✅ 受賞ページ(公益社団法人インテリア産業協会)

https://www.interior.or.jp/contest/coordination/prize.html

✅ 設計者様 設計事例(TSUGU DESIGN)

https://www.tsugudesign.com/works

✅ 施工者様ページ(南建築)

https://www.instagram.com/minamikenchiku/